住野よる「青くて痛くて脆い」を読んで。

1. 書籍について

青くて痛くて脆いは、住野よるによる小説であり、2020年に映画化もされました。物語は、大学1年生の主人公が秋好寿乃という不思議な女性と出会い、彼女の影響を受けて秘密結社「モアイ」を結成するところから始まります。しかし、時が経つにつれて秋好が変わっていくことに対する主人公の苦悩や彼女との関係の崩壊が描かれます。

この本を選んだ理由は、映画化もされて話題になっていたためです。また、若者の人間関係や成長の過程を描いた作品ということで、テーマに興味を持ちました。

2. 主題やテーマ

物語の中心的なテーマは、人との関係性や変化です。主人公が秋好と出会い、彼女の影響を受けて変化していく様子や、その変化についての苦悩が描かれています。また、人との関係性や価値観の違いなど、若者の成長過程でよく起こる状況もテーマとして取り上げられています。

3. 感想の詳細

物語の詳細な感想としては、主人公と秋好の関係性の変化や彼女の死による主人公の心の変化に感動したと同時に、主人公の自己中心的な考え方には違和感を覚えました。物語が進むにつれて、自分勝手な行動が人間関係を崩壊させる様子が痛々しく描かれており、人との関係性や自己の成長について深く考えさせられました。また、主人公の視点で語られる物語なので、彼の狭い視野や思い込みによる行動には否定的な感情が湧いてきました。

4. 考察や疑問

本に対して湧いた疑問や考察は、主人公の心の変化や他の登場人物の行動についてです。特に、主人公がなぜ自己中心的で他者を傷つける行動に走ったのか、また、彼がこの経験を通じて成長するのかについて深く考えるきっかけとなりました。

5. 結論

結論としては、この本は若者の成長や人間関係の複雑さを描いた作品であり、読む価値があると感じました。特に同じような経験をしたことがある若者には共感を呼ぶことでしょう。人との関係性や自己成長に興味がある方にはおすすめの一冊です。ただし、主人公の思考や行動には共感しづらい部分もあるため、自己中心的な視点に耐えられる読者に向けた作品と言えます。


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