辻村深月「ツナグ 想い人の心得」を読んで。

1. 書籍について

「ツナグ 想い人の心得」は、辻村深月による続編作品です。歩くんが使者としての経験を積んでいく様子が描かれています。この本を選んだ理由は、前作「ツナグ」がとても印象に残り、続編が気になっていたからです。

2. 主題やテーマ

本作の中心的なテーマは、「使者」として生きることと、生と死の繋がりです。人々がツナグを通じて亡くなった人と再会することで、自分自身や大切な人との関係を見つめ直すきっかけとなります。

3. 感想の詳細

本作では、使者としての歩くんの成長や、さまざまな依頼人たちの物語が描かれています。一人娘の心得では、自分の身勝手さから亡くなった娘を再会させることができず、その後悔と苦悩が描かれています。

また、歴史研究の心得では、主人公の鮫川が途方もないミッションに挑む姿勢が描かれます。彼が偉人との出会いを通じて得たものや思い悩む姿勢には感銘を受けました。

鮫川以外の依頼人たちの物語も、それぞれに深い感動や心に染みるエピソードがありました。特に、一度だけ会える「ツナグ」の奇跡を通じて、人々が生と死の繋がりを感じる様子には心温まるものがありました。

4. 考察や疑問

本作を読みながら、自分自身にも疑問や考察が湧きました。例えば、一度だけ再会できる「ツナグ」を利用することによって、亡くなった人への未練や想いを断ち切ることができるのか、という点です。また、使者となることの負担や、使者が持つ力の限界についても考えさせられました。

5. 結論

「ツナグ 想い人の心得」は、心温まる物語と人間の尊さを伝える作品です。使者として生きる歩くんの成長や、さまざまな依頼人の想いが重なり合い、読者の心を揺さぶります。この本を読むことで、自分自身の大切な人とのつながりや生と死について考えるきっかけになるでしょう。

特に、「ツナグ」シリーズのファンや、感動的な物語が好きな方にはおすすめです。人間の深い絆や心の豊かさを感じることができる作品です。ぜひ読んでみてください。


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