松本健太郎「人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学」を読んで。

1. 書籍について

「人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学」という書籍は、松本健太郎氏によって書かれた行動経済学の本です。この本を選んだ理由は、行動経済学に興味があり、著者の書き方がわかりやすいと評判だったからです。期待しているのは、具体的な事例を交えながら行動経済学の理論を学び、人間の意思決定に影響を与える要因について理解することです。

2. 主題やテーマ

この書籍の中心的なテーマは、人間の行動における悪や欲望、そして行動経済学の影響についてです。私はこのテーマに興味を持ちました。なぜなら、人間の行動は合理的ではなく、バイアスや思い込みによって影響を受けることが多いからです。この本を通して、そのメカニズムについて深く探求することができると期待しています。

3. 感想の詳細

著者が紹介している行動経済学の内容は非常に興味深く、具体的な事例を交えてわかりやすく説明されています。特に、バーナム効果やバランス理論についての解説は印象的でした。バーナム効果は、自分に当てはまるような曖昧な記述を見てしまう現象であり、バランス理論は人々の評価の違いが人間関係に与える影響を示しています。

著者はストーリーテリングを巧みに用いており、読者の共感を呼び起こすと同時に、行動経済学の理論を具体的な場面に当てはめて語っています。例えば、健康を気にしながらも肉厚の朝マックを食べることや、カイジの実写版の藤原が悪魔的と言いながらビールを飲むことについて説明しています。これらの事例を通して、人間の行動が矛盾していることや、合理的な判断をすることが難しいことを再確認しました。

4. 考察や疑問

本書を読んでいる中で湧いた疑問や考察は、人間の行動には様々なバイアスがあるということです。著者は具体的なバイアスをいくつも紹介していますが、それらを全て覚えることは難しいと感じました。また、バイアスを知っているからと言って、必ずしもそれを回避できるわけではないのではないかと疑問を感じました。人間の行動は複雑であるため、バイアスを認識するだけでも活かせる場面がある一方で、完全に避けることは難しいのかもしれません。

5. 結論

この書籍は行動経済学に興味がある人にとって、入門書としておすすめできる一冊です。著者がわかりやすく事例を用いて説明しており、行動経済学の内容を深く理解することができます。特に、人間の行動に影響を与えるバイアスや思い込みについて学ぶことができたのは大きな収穫でした。

ただし、初心者向けの入門書であり、もう少し掘り下げたケーススタディが欲しいと思いました。それでも、行動経済学に興味があるならば、この本は参考になるでしょう。行動経済学の理論を学び、自分自身や周りの人々の行動をより深く理解することで、日常生活や仕事において役立てることができるでしょう。


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